パソコンでエラーが起きる原因と対処法とは?
主なエラーコードも紹介
2026.08.31(MON)
2026.08.31(MON)
パソコンを使用していると、突然エラーコードが表示されて困った経験がある人も多いのではないでしょうか。エラーにはさまざまな原因があり、確認せずに対処しようとすると、症状が悪化するリスクがあります。エラーコードを手がかりに原因を特定し、適切な対処法を実行することが大切です。この記事では、パソコンエラーが発生する主な原因とエラーコード、それぞれの対処法をまとめて解説します。
※記事内の手順は、使用するパソコンやOSのバージョンによって異なる場合があります。
パソコンでエラーが発生する主な原因とは?エラーコードと対処方法を解説
エラーの主な原因は、以下の通りです。
- ドライバーの不具合
- メモリ容量の不足
- システムファイルの破損
- ハードウエアの不具合
- マルウエアへの感染
- ネットワーク・接続の問題
- ディスクの容量不足・権限不足
各原因のエラーコードや対処法について解説します。
原因1|ドライバーの不具合
ドライバーとは、WindowsなどのOSとマウス・プリンター・グラフィックボードといったハードウエアをつなぐソフトウエアです。ドライバーが古かったり、破損していたり、OSとの互換性がなかったりする場合にエラーが発生します。具体的な症状としては、デバイスが認識されない・画面が乱れる・音が出ないといったものが代表的です。ドライバーの不具合はエラーコードで原因を特定しやすく、ドライバーを更新するだけで解決できるケースも多くあります。主なエラーコードは以下の通りです。
| エラーコード | 説明 |
|---|---|
| Code 1 | ドライバーが正しく設定されていない |
| Code 10 | ドライバーの破損・互換性のなさによりデバイスが起動できない |
| Code 28 | ドライバーが未インストール、または正常にインストールされていない |
| Code 43 | ハードウエアやドライバーが正常に動作していない |
対処法|Windows Update・デバイスマネージャーでドライバーを更新する
Windows Updateの「オプションの更新プログラム」からドライバーの更新プログラムをインストールすることで、エラーが改善する場合があります。手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を開く
2.左側メニューの「Windows Update」をクリックする
3.「詳細オプション」→「オプションの更新プログラム」を選択する
4.「オプションの更新プログラム」の項目を展開し、対象のドライバーにチェックを入れる
5.「ダウンロードとインストール」をクリックする
6.インストール完了後、パソコンを再起動する
Windows Updateに更新プログラムが見つからない場合は、デバイスマネージャーから手動でアップデートできます。手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を開く
2.問題のあるデバイスを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択する
3.「ドライバーを自動的に検索」をクリックする
4.更新が見つかった場合は画面の指示にしたがってインストールし、パソコンを再起動する
原因2|メモリ容量の不足
メモリは、データを一時的に保存して処理スピードを高めるパーツです。メモリが不足すると、アプリが突然終了する・動作が極端に遅くなる・フリーズするといった症状が発生する恐れがあります。メモリ不足には物理的なメモリ増設で対応できる他、使用中のアプリを整理するだけでも改善が見込めます。エラーコードの例は以下の通りです。
| エラーコード | 説明 |
|---|---|
| 0x0000001A | 重大なメモリ管理エラーが発生した (停止コード名:MEMORY_MANAGEMENT) |
対処法|タスクマネージャーを表示して不要なアプリを停止する
タスクマネージャーでは、現在起動中のアプリのメモリ使用量を確認し、不要なアプリを終了できます。手順は以下の通りです。
1.「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押してタスクマネージャーを開く
2.「プロセス」タブで「メモリ」列をクリックして使用量の多い順に並べ替える
3.不要なアプリを右クリックし、「タスクの終了」を選択する
ブラウザのタブを多数開くだけでもメモリを圧迫するため、使用していないタブはこまめに閉じることも効果的です。
対処法|設定から不要なスタートアップアプリを停止する
スタートアップアプリとは、パソコン起動時に自動で立ち上がるアプリのことです。スタートアップアプリが多いほど、起動直後からメモリを消費してしまいます。タスクマネージャーのスタートアップタブから、不要なアプリを無効化する手順は以下の通りです。
1.「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを押してタスクマネージャーを開く
2.「スタートアップ アプリ」タブをクリックする
3.無効にしたいアプリを右クリックし、「無効化」を選択する
4.パソコンを再起動して動作を確認する
無効化しても、アプリ自体は削除されないため、必要な時に手動で起動することはできます。
原因3|システムファイルの破損
Windowsの動作に必要なシステムファイルが破損すると、エラーが頻発したり、OSが正常に起動しなくなったりすることがあります。破損の主な原因としては、急な電源断・ウイルス感染・不完全なWindows Updateの適用などが挙げられます。症状の例としては、ブルースクリーン(BSOD)の発生・アプリが起動しない・Windowsの設定画面が開けないといったものが代表的です。主なエラーコードは以下の通りです。
| エラーコード | 説明 |
|---|---|
| 0x00000024 | NTFSファイルシステムの破損によりエラーが発生した (停止コード名:NTFS_FILE_SYSTEM) |
| 0x0000007B | 起動デバイスにアクセスできずWindowsが起動できない (停止コード名:INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE) |
| 0xC000021A | Winlogonなどのシステムプロセスが予期せず終了した (停止コード名:WINLOGON_FATAL_ERROR) |
対処法|システムファイルチェッカー(SFC)で修復する
SFC(System File Checker)は、Windowsに標準搭載されているツールで、破損したシステムファイルを自動で検出・修復できます。コマンドプロンプト(管理者権限)から実行する手順は以下の通りです。
- 「スタートボタン」を右クリックして「ターミナル(管理者)」を開く
- 「sfc /scannow」と入力してEnterキーを押す
- スキャンが完了するまで待つ(数分〜十数分かかる場合がある)
- 完了後、結果のメッセージを確認してパソコンを再起動する
SFCで修復できなかった場合は、「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」コマンドを先に実行してから、再度SFCを試みる方法もあります。
原因4|ハードウエアの不具合
ハードウエアの不具合には、メモリ・ストレージ・増設したパーツなど複数の要因が絡み合うことがあります。起動時にエラー音が鳴る・ブルースクリーンが繰り返し発生する・パソコンが突然シャットダウンするといった症状が現れた場合は要注意です。ソフトウエア側の対処を一通り試みた上で改善しない場合は、ハードウエアの問題を疑いましょう。主なエラーコードは以下の通りです。
| エラーコード | 説明 |
|---|---|
| 0x0000007A | ページングファイルからカーネルデータをメモリに読み込めなかった (停止コード名:KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR) |
| 0x00000050 | 無効なメモリ領域へのアクセスが発生した (停止コード名:PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA) |
| 0x0000009F | ハードウエアの電源状態が不整合または無効になっている (停止コード名:DRIVER_POWER_STATE_FAILURE) |
対処法|追加したハードウエアを取り外す
新たに増設したメモリやUSB機器・拡張カードなどを取り外すことで、エラーの原因を切り分けられます。手順は以下の通りです。
1.パソコンをシャットダウンし、電源ケーブルを抜く
2.最近増設したメモリ・USBデバイス・拡張カードなどを取り外す
3.電源ケーブルを接続し直し、パソコンを起動してエラーが解消されたか確認する
取り外し後にエラーが解消された場合は、そのパーツが原因と判断できます。必須のパーツであれば、修理や買い替えを検討しましょう。
対処法|Windowsメモリ診断ツールで検査する
Windowsに標準搭載されているメモリ診断ツールを使うと、メモリの不具合を確認できます。手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして検索窓に「Windowsツール」を入力して起動する
2.「Windowsメモリ診断」を選択する
3.「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリックする
4.パソコンが自動的に再起動し、メモリ検査が開始される
5.検査完了後にWindowsが起動し、通知エリアに結果が表示される
検査中はパソコンを操作できないため、作業中のデータはあらかじめ保存してから実行しましょう。
対処法|チェックディスク(CHKDSK)でストレージエラーを確認する
CHKDSK(チェックディスク)は、HDD/SSDの不良セクタやファイルシステムの誤りを検出・修復するWindows標準ツールです。ストレージに起因するエラーが疑われる場合に効果があります。コマンドプロンプト(管理者権限)から実行する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックし、「ターミナル(管理者)」を開く
2.「chkdsk C: /f /r」と入力してEnterキーを押す(「C:」は検査対象のドライブに置き換える)
3.システムドライブ(Cドライブ)を検査する場合は「次回の再起動時にスケジュールしますか?」と表示されるため「Y」を入力してEnterキーを押す
4.パソコンを再起動すると、起動時に自動でCHKDSKが実行される
5.検査完了後にWindowsが起動し、ログに結果が記録される
「/f」オプションはエラーの修復、「/r」オプションは不良セクタの検出・回復を行うオプションです。検査にはドライブの容量や状態によって数十分かかる場合もあります。
対処法|BIOSの設定画面から更新する
BIOS(バイオス)とは、パソコン起動時にCPU・メモリ・ストレージなどのハードウエアを制御するファームウエアです。BIOSのバージョンが古いと、ハードウエアの不具合やエラーの原因になることがあります。BIOSの更新は、パソコンメーカーの公式サイトから最新バージョンを入手して実行しましょう。ただし、BIOS更新中に電源が切れるとパソコンが起動できなくなるリスクがあるため、必ずACアダプターを接続した状態で実行して下さい。デスクトップパソコンの場合、UPS(無停電電源装置)の使用がおすすめです。
原因5|マルウエアへの感染
マルウエアとは、ウイルス・スパイウエア・ランサムウエアなど、悪意ある目的でつくられたソフトウエアの総称です。感染するとシステムファイルが改ざんされたり、不審なプロセスがメモリを圧迫したりすることでエラーが発生します。動作が急激に重くなる・見覚えのないアプリが起動している・ファイルが暗号化されるといった症状が現れた場合は、マルウエアへの感染を疑いましょう。なお、マルウエア感染を示す固有の停止コードは、Windowsに存在しません。
対処法|ウイルススキャンを実行する
Windowsにはセキュリティソフトの「Microsoft Defender」が標準搭載されており、追加ソフトなしでウイルススキャンを実行できます。フルスキャンを実行する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を選択する
2.左側メニューの「プライバシーとセキュリティ」から「Windows セキュリティ」を開く
3.「ウイルスと脅威の防止」をクリックする
4.「スキャンのオプション」を選択し、「フル スキャン」にチェックを入れる
5.「今すぐスキャン」をクリックして実行する
6.スキャン完了後、脅威が検出された場合は画面の指示にしたがって操作する
フルスキャンはパソコン内の全ファイルを確認するため、クイックスキャンより時間がかかりますが、より確実に脅威を検出できます。
原因6|ネットワーク・接続の問題
ネットワーク関連のエラーには、DNS設定の異常・ネットワークドライバーの不具合・Wi-Fiルーターの障害・IPアドレスの競合など、複数の原因が考えられます。インターネットにつながらない・接続が頻繁に切れる・特定のサイトにアクセスできない・通信速度が著しく低下するといった症状が代表的です。原因が重複している場合もあるため、トラブルシューティングやルーターの再起動、ドライバーの更新など、基本的な対処から順を追って確認することが大切です。
対処法|トラブルシューティングツール(ネットワークとインターネット)を実行する
Windowsのトラブルシューティングツールを使うと、ネットワーク接続の問題を自動で診断・修復できます。実行する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を開く
2.左側メニューの「システム」をクリックして「トラブルシューティング」を開く
3.「その他のトラブルシューティング ツール」をクリックする
4.「ネットワークとインターネット」の「実行」ボタンをクリックする
5.画面の指示にしたがって診断を進め、提示された修復を適用する
6.完了後にネットワーク接続が改善されたか確認する
ツールで解決しない場合は、続いてルーターの再起動やドライバーの更新を試みましょう。
対処法|Wi-Fiルーターを再起動する
ルーターの一時的な障害やキャッシュの蓄積が、接続エラーの原因になることがあります。ルーターを再起動する手順は以下の通りです。
- ルーターの電源ボタンを押すか、電源アダプターをコンセントから抜く
- 30秒〜1分ほど待ってから電源を入れ直す
- ランプが安定した状態になったことを確認し、パソコンで接続を試みる
再起動後も改善しない場合は、プロバイダーの公式サイトや電話サポートで障害情報を確認しましょう。
対処法|ネットワークアダプタードライバーを更新する
ネットワークアダプタードライバーが古かったり破損していたりすると、接続エラーや通信の不安定化の原因になります。デバイスマネージャーから更新する手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」を右クリックして「デバイスマネージャー」を開く
2.「ネットワーク アダプター」を展開し、使用中のアダプターを右クリックする
3.「ドライバーの更新」→「ドライバーを自動的に検索」を選択する
4.更新が見つかった場合はインストールし、パソコンを再起動して接続状況を確認する
原因7|ディスクの容量不足・権限不足
ストレージの空き容量が少なくなると、Windowsが動作に必要な一時ファイルを保存できなくなったり、更新プログラムを正常に適用できなくなったりしてエラーが発生します。また、ファイルやフォルダへのアクセス権限が不足している場合も、ソフトウエアのインストールや更新時にエラーが起きることがあるため注意が必要です。まずストレージの空き容量を確認し、不足している場合はクリーンアップを優先して対処しましょう。主なエラーコードは以下の通りです。
| エラーコード | 説明 |
|---|---|
| 0x80070070 | ストレージの空き容量が不足しており、Windows Updateが完了できない |
| 0x80246017 | 管理者権限のないユーザーアカウントでWindows Updateを実行しようとしたため、ダウンロードが拒否された |
対処法|ストレージセンサーでデータを整理する
ストレージセンサーは、Windowsが自動で一時ファイルやゴミ箱のデータを定期的に削除してくれる機能です。有効にしておくだけで容量不足によるエラーを未然に防ぎやすくなります。手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を開く
2.左側メニューの「システム」をクリックして「ストレージ」を開く
3.「ストレージセンサー」をオンにして、「>」をクリックする
4.自動実行のタイミングや削除までの期間などを指定する
5.「今すぐストレージセンサーを実行する」をクリックすると即時実行できる
設定後は定期的に自動クリーンアップが実行されるため、日常的なメンテナンスとして活用しましょう。
対処法|ディスククリーンアップを実行する
ディスククリーンアップは、一時ファイル・サムネイルキャッシュ・古いWindows Updateのデータなどを一括で削除できるツールです。通常はストレージセンサーで十分ですが、過去のWindows Updateのデータが蓄積されていると感じた場合に活用するとよいでしょう。具体的な実行手順については、以下の記事で詳しく解説しているのでご確認下さい。
ディスククリーンアップを実行する方法はこちら
対処法|トラブルシューティングツール(Windows Update)を実行する
ディスクの容量不足や権限不足が原因でWindows Updateが失敗する場合、更新プログラムのダウンロード失敗・アクセス権限の問題などが複合的に絡むことがあります。Windows Updateトラブルシューティングツールを使うと、これらの問題を自動で診断・修復できます。手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を開く
2.左側メニューの「システム」をクリックして「トラブルシューティング」を開く
3.「その他のトラブルシューティング ツール」をクリックする
4.「Windows Update」の「実行」ボタンをクリックする
5.画面の指示に従って診断を進め、提示された修復を適用する
ツール実行後はWindowsを再起動してから、再度Windows Updateを実行してみましょう。
パソコンでエラーが頻発する場合は
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パソコンのエラーは原因を突き止めて対処しよう!
パソコンのエラーは、ドライバーの不具合・メモリ不足・システムファイルの破損・ハードウエアの問題・マルウエア感染など、さまざまな原因で発生します。エラーコードを確認することで原因を特定しやすくなるため、まずコードをチェックしてから適切な対処法を試みることが大切です。対処法を試してもエラーが解消しない場合や、パソコン自体の劣化が感じられる場合は、NEC Directで最新モデルへの買い替えを検討してみましょう。豊富なラインナップと充実したサポートで、快適なパソコン環境への移行をサポートします。公式サイトでは、オトクなお買い得セールやアウトレットセールも開催しているので、ぜひご確認下さい。
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