パソコンのメモリ容量はどれがおすすめ?
選び方や交換・増設時の注意点も解説
2023.12.13(WED)
2026.10.02(FRI)
パソコンにおいて、メモリ(RAM)は処理速度に影響する重要なパーツです。容量が用途に合っていないと、動作が重くなったりフリーズしたりと、日々のストレスにつながります。交換・増設を検討する際は、パソコンに対応している規格や互換性をあらかじめ確認してから購入することが大切です。この記事では、メモリの基本的な役割とストレージとの違い、容量ごとのおすすめ用途、メモリ不足を感じた時の対処法まで詳しく解説します。
※記事内の手順は、使用するパソコンやOSのバージョンによって異なる場合があります。
パソコンのメモリ(RAM)とは?
パソコンのメモリはストレージと混同されやすいですが、役割は全く異なります。パソコン選びや増設の判断がしやすくなるため、まずはメモリの基本情報を押さえましょう。ここでは、メモリの役割や仕組み、ストレージとの違いについて解説します。
メモリは「データを一時保存する作業台」
メモリは、作業台をイメージすると役割を理解しやすくなります。作業台が広いほど多くのものを同時に広げて作業できるように、メモリ容量が大きいほど多くのデータを同時に処理できます。メモリが一時保存しているデータの例は、起動中のアプリのデータ・現在表示しているWebページの内容・編集中の文書データなど、今まさに使っているデータです。パソコンの電源を切ると、メモリ上のデータは全て消えます。なお、スペック表に記載される「RAM」はメモリと同義の表記であり、どちらも同じパーツのことです。
十分なメモリ容量が必要な理由
用途によって、必要なメモリ容量は大きく異なります。動画編集やPCゲームといった処理負荷の高い用途には多くのメモリが求められますが、メールや文書作成などの軽い作業であればそれほど多くの容量は必要ありません。メモリ容量が少ないパソコンは価格が抑えられる反面、処理が追いつかない場面が発生しやすくなるため注意が必要です。逆に、用途に対して容量が多過ぎると、使いきれないケースもあります。長く快適に使うためには、自分の用途を事前に整理した上で、最適な容量を選ぶことが重要です。
メモリが不足するとパフォーマンスが低下する仕組み
メモリが不足すると、パソコンはストレージ(SSDやHDD)を「仮想メモリ」として代用し始めます。ストレージはメモリと比べてアクセス速度が大幅に遅いため、この状態になると動作が重くなり、アプリが応答しなかったりフリーズしたりといった症状が起きるため注意が必要です。メモリ不足のサインとしては、以下のような症状が挙げられます。
- 全体的に動作が遅い
- 複数のアプリを開くとカクつく
- ブラウザのタブを多く開いた状態でスクロールが引っかかる など
こうした症状が出始めたら、タスクマネージャーでメモリの使用状況を確認してみましょう。メモリ使用率が常時80〜90%と高い場合は、増設を検討しましょう。
メモリとストレージの違い
メモリとストレージの役割は異なります。以下の表でそれぞれの特徴を確認してみましょう。
| パーツ | 主な役割 | 電源を切ると | 影響する性能 |
|---|---|---|---|
| メモリ | 作業中のデータを一時保存 | データが消える | 処理速度 |
| ストレージ | データを永続的に保存 | データが残る | 保存容量 |
メモリを増やすと処理が速くなり、ストレージを増やすと保存できるファイルが増えます。パソコンの「速さ」を改善したい場合はメモリ、「容量不足」を解消したい場合はストレージを見直すのが基本的な考え方です。パソコンの動作が重いと感じた時、どちらが原因かを切り分けるためにも、この違いを覚えておくと役立ちます。なお、ストレージがHDDの場合も動作が重くなります。より速いSSDに変更することで、読み書き速度を改善できるでしょう。
メモリ容量別のおすすめ用途を解説
パソコンの主なメモリ容量は、以下の通りです。
- 4GB
- 8GB
- 16GB
- 32GB
- 64GB
- 128GB
各容量の用途の目安について解説します。
4GBは「最低限の用途向け」
4GBはWindows 11の最低動作要件として定められている容量です。Webブラウジング・動画視聴・メールの送受信といった、ごく軽い単一作業にのみ対応できます。複数のブラウザタブを同時に開いたり、音楽を流しながら別の作業をするなど、同時進行の操作が増えると動作が重くなりやすいです。容量が足りず、利用できないソフトウエアも多くなります。現在は実用上の最低ラインと考えてよく、新たにパソコンを購入する際は8GB以上を選ぶことをおすすめします。8GBあれば、負荷の軽い日常的な作業を快適にこなせるでしょう。
8GBは「ライトな趣味やオフィスワーク向け」
8GBは、メールの送受信・WordやExcelでの資料作成・Web検索といった日常的なオフィス作業を快適にこなせる容量です。複数のブラウザタブを開きながら作業したり、バックグラウンドでウイルススキャンを実行する程度の同時作業にも対応できます。ただし、動画編集や負荷の高いPCゲームには不足する場面があるため、それらを予定している場合は16GB以上を検討しましょう。日常使いには十分な容量ですが、用途が広がった時に物足りなさを感じる可能性があります。購入後に増設できるパソコンであれば、8GBからスタートして後から追加するのもよいでしょう。
16GBは「高負荷な用途向け」
16GBは、フルHD動画の編集・PCゲーム・複数のデザインソフトを同時使用するといった、負荷の高い作業にも対応できる容量です。業務でブラウザ・チャットツール・スプレッドシートなど複数の重いアプリを同時起動する場面でも、余裕を持って動作します。多くのユーザーにとって処理性能とコストのバランスが良く、現在の主流となっている容量です。「何GBを選べばよいか分からない」という場合は16GBを選んでおくと、幅広い用途に対応できます。在宅ワークやクリエイティブな趣味を楽しみたい人にもおすすめの容量です。
32GBは「より高負荷なクリエイティブ・ゲーム向け」
32GBは、4K動画の編集・負荷の高い3Dゲーム・ゲーム実況配信(ゲームと録画・配信ソフトの同時起動)など、メモリを大量に消費する作業に対応できる容量です。Adobe Premiere ProやAfter Effectsなど、複数のクリエイティブソフトを同時に使う場合でも快適に動作します。将来的な用途の変化にも対応しやすく、長く使い続けることを考えているなら32GBを選んでおくと安心です。16GBでは処理が追いつかないと感じる場面が出てきた時の、次のステップとして検討してみましょう。近年はゲームのメモリ消費量も増加傾向にあるため、ゲーミング用途ではこの容量が一般的な選択肢になりつつあります。
64GBは「プロレベルのクリエイティブ向け」
64GBは、4K・8K動画の本格的な編集・複数の高解像度ビデオの同時処理・高品質な3Dモデルのレンダリングといった、プロクリエイター向けの作業に対応できる容量です。DTMで大規模なサンプラー音源を扱うケースや、仮想マシンを複数同時に動かす開発用途にも適しています。一般的な趣味・仕事の用途では過剰になりやすいため、本当に必要かどうか用途をよく見極めることが大切です。迷う場合はまず32GBを選び、実際に使っていて明確に不足を感じてから64GBへのステップアップを検討する方が、無駄な出費を抑えられます。
128GB以上は「企業での大規模開発向け」
AIモデルの学習処理・大規模な3DCGレンダリング・大量データの科学的解析・複数の仮想サーバーの同時運用といった、特殊な業務用途に限り128GBが求められます。個人での一般的な用途には必要なく、同じ予算をCPUやGPU・ストレージへ回した方が全体的なパフォーマンスの向上につながるケースが多いです。「128GBが必要」と用途から明確に判断できる場面に限り、選択肢に入れるとよいでしょう。
用途別のおすすめメモリ容量まとめ
以下の表は、容量に対する用途をまとめた表です。自分の使い方と照らし合わせながら、最適な容量を検討しましょう。
| 容量 | 具体的な作業例 |
|---|---|
| 4GB | ・Webブラウジング(タブ数は少なめ) ・動画視聴・メールの送受信など、単一の軽い作業 |
| 8GB | ・Word・Excelでの資料作成・複数タブを開いたWebブラウジング ・日常的なオフィス作業全般 |
| 16GB | ・フルHD動画編集・PCゲーム・複数の重いアプリの同時起動 ・デザインソフトの使用 |
| 32GB | ・4K動画編集・3Dゲームや実況配信 ・高負荷ソフトの同時使用 |
| 64GB | ・4K・8K動画の本格編集 ・3Dモデルのレンダリング ・複数の仮想マシンの同時起動 |
| 128GB以上 | ・AIモデルの学習 ・大規模3DCGレンダリング ・科学的データ解析 ・企業向け大規模開発 |
メモリ容量は「現在の用途」だけで選ぶと、将来的に物足りなくなるケースがあります。1〜2年後に用途が広がる可能性がある場合は、1段階上の容量を選んでおくことで、より長く快適に使えるでしょう。
パソコンのメモリ情報を確認する方法【Windows 11】
メモリ選びや増設を検討する前に、まず現在の搭載容量や対応規格を確認することが大切です。購入後に「規格が合わなかった」というトラブルを防ぐためにも、事前確認は欠かせません。Windows 11でメモリ情報を確認できる主な方法は、以下の2つです。
設定アプリからメモリ容量を確認する手順
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を開く
2.左側メニューの「システム」から「バージョン情報」を選択する
3.「デバイスの仕様」欄の「実装RAM」に搭載容量が表示される
タスクマネージャーから詳細情報を確認する手順
1.キーボードの「Ctrl」+「Shift」+「Esc」を同時に押してタスクマネージャーを開く
2.「パフォーマンス」タブをクリックして「メモリ」を選択する
3.容量・現在の使用率・フォームファクター(形状)・空きスロット数・動作周波数が表示される
タスクマネージャーでは空きスロット数や動作周波数も確認できるため、増設を検討している人は特に活用したい方法です。空きスロットが0の場合は、既存のメモリを取り外して交換する必要があります。
メモリ不足を感じた時のおすすめの対処法
パソコンの動作が重くなった時、メモリが原因であるケースは少なくありません。いきなり交換・増設を検討するよりも、まずは費用のかからない手軽な対処法から順に試してみましょう。主な対処法は、以下の通りです。
- 利用しないアプリやタブを閉じる
- スタートアップアプリを減らす
- 再起動する
- 視覚効果を無効にする
- メモリを交換・増設する
各対処法の具体的な内容や手順について解説します。
利用しないアプリやタブを閉じる
起動中のアプリやブラウザのタブは、使っていなくてもメモリを消費し続けます。不要なものを終了させるだけで、空きメモリが増えて動作が軽くなるケースがあります。タスクマネージャーでメモリ使用量を確認し、消費の多いアプリを優先的に閉じてみましょう。手順は以下の通りです。
1.「Ctrl」+「Shift」+「Esc」でタスクマネージャーを開く
2.「プロセス」タブで「メモリ」列をクリックし、使用量の多い順に並び替える
3.不要なアプリを右クリックし「タスクの終了」を選ぶ
ブラウザのタブはメモリを消費しやすいため、必要なタブだけを開く習慣をつけることも、日常的な節約につながります。
スタートアップアプリを減らす
パソコン起動時に自動で立ち上がるアプリが多いと、起動直後からメモリを大量に消費します。気付かないうちに多くのアプリが自動起動に設定されているケースは多いため、一度見直してみましょう。無効化の手順は以下の通りです。
1.「Ctrl」+「Shift」+「Esc」でタスクマネージャーを開く
2.「スタートアップ アプリ」タブを選択する
3.使用頻度の低いアプリを右クリックし「無効にする」を選ぶ
普段使わないアプリを無効化するだけで、起動時のメモリ使用量を抑えられます。毎回パソコンの起動が遅いと感じている人にも効果的な方法です。
再起動する
長時間パソコンを使用しているとメモリに不要なデータが蓄積され、動作が重くなることがあります。再起動するとメモリ上のデータがリセットされ、起動直後に近いすっきりした状態に戻るため、一時的な動作改善が期待できます。Windows 11を再起動する手順は、以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「電源マーク」を選択する
2.「再起動」をクリックする
簡単に試せる方法ではありますが、根本的な解決策にはなりません。再起動後も頻繁に重くなる場合は、他の対処法も合わせて検討することをおすすめします。
視覚効果を無効にする
Windowsのアニメーションや透明効果などの視覚効果は、見た目をきれいに保つ反面、メモリとCPUのリソースを消費します。無効にすることで動作が軽くなる効果が期待でき、低スペックのパソコンほど実感しやすいです。設定手順は以下の通りです。
1.「スタートボタン」をクリックして「設定」を選択する
2.左側メニューの「システム」から「バージョン情報」をクリックする
3.「関連リンク」欄にある「システムの詳細設定」を選択する
4.「詳細設定」タブを選択し、「パフォーマンス」欄にある「設定」をクリックする
5.「パフォーマンスオプション」の「視覚効果」タブを開き、「パフォーマンスを優先する」を選択する、または「カスタム」から不要な効果のチェックを外す
6.「適用」→「OK」をクリックして設定を保存する
見た目より動作の軽さを優先したい場合、試してみましょう。
メモリを交換・増設する
ここまでの対処法を試しても動作が改善しない場合、メモリの交換・増設が根本的な解決策になります。容量を増やすことで、これまで重くなっていた作業をスムーズにこなせるようになるでしょう。ただし、メモリを交換・増設する際は確認すべきポイントがあるため注意が必要です。増設を検討している場合は、次章の「メモリ選びのおすすめチェックポイント」をご覧下さい。
メモリ選びのおすすめチェックポイント
メモリを選ぶ際のチェックポイントは、以下の通りです。
- メモリを増設できるパソコンか確認する
- 搭載できる容量の上限を確認する
- メモリ規格(DDR4/DDR5)を確認する
- デスクトップ用(DIMM)・ノート用(SO-DIMM)を確認する
- メモリクロック・帯域幅を確認する
- デュアルチャネル構成か確認する
- LEDの有無を確認する
- 保証の有無・内容やサポート対応を確認する
- 信頼できるメーカーか確認する
各ポイントについて、詳しく解説します。
メモリを増設できるパソコンか確認する
ノートパソコンの中には、メモリが基板に直接取り付けられているオンボード仕様の機種があり、そのタイプは増設・交換が物理的にできません。購入前にメーカーの仕様ページや取扱説明書で増設の可否を確認することが重要です。増設・交換できない機種を使っている場合は、最初から十分なメモリ容量を搭載したパソコンを選ぶことが唯一の対策になります。購入後に後悔しないためにも、事前確認を怠らないようにしましょう。また、タスクマネージャーでスロット数を確認し、空きスロットがない場合は増設はできず、交換のみ対応できます。
搭載できる容量の上限を確認する
メモリを交換・増設する際は、パソコンが対応している最大メモリ容量をあらかじめ確認する必要があります。最大容量を超えたメモリを取り付けても認識されないため、マザーボードの仕様書やメーカーの公式ページで上限を確認してから購入しましょう。例えば、現在16GBを搭載していて32GBに増設したい場合、最大容量が16GBの機種では対応できません。増設を検討している場合は、現在の搭載容量だけでなく、最大容量にも余裕があるかを事前に確認しておくことが重要です。
メモリ規格(DDR4/DDR5)を確認する
メモリには規格があり、パソコンが対応している規格のメモリを選ぶ必要があります。DDR4とDDR5では接続端子の形状や切り欠きの位置が異なり、互換性がないため注意が必要です。スペックの違いとして、DDR5はDDR4と比べてデータ転送速度が速く、消費電力も抑えられている点が挙げられます。現在はDDR5が主流になりつつありますが、使用中のパソコンに合わせた規格を選ぶことが最優先です。同一マザーボード上でDDR4とDDR5を混在させることはできないため、必ず対応規格を事前に確認しましょう。
規格表記の読み方(DDR5-4800/PC5-38400など)
メモリのスペック表には「DDR5-4800」と「PC5-38400」などの2種類の表記が登場します。「DDR5-4800」はメモリチップの規格を示し、末尾の「4800」が1秒あたりのデータ転送回数(4,800MT/s)を表します。
「PC5-38400」はメモリモジュール(スロットに挿す基板)の規格を示し、末尾の「38400」がモジュール全体の最大データ転送速度(38,400MB/s)を表します。この数値は、チップ側の転送レート(4,800MT/s)にデータバス幅(8バイト)を掛けて算出可能です。購入時に目にしやすいのは「DDR5-4800」の表記です。「PC5-38400」はそれに対応するモジュール規格の表記と理解しておくと、スペック比較の際に迷いにくくなります。
デスクトップ用(DIMM)・ノート用(SO-DIMM)を確認する
メモリには、デスクトップパソコン用の「DIMM」とノートパソコン用の「SO-DIMM」があります。この2つは形状が異なるため互換性がありません。DIMMは基板が長く、SO-DIMMはコンパクトなサイズになっています。ただし、一部のコンパクト設計のデスクトップはSO-DIMMを採用しているケースがあります。「デスクトップだからDIMMのはず」と思い込まず、事前に確認することが大切です。自分のパソコンがどちらに対応しているかは、メーカーの仕様書やタスクマネージャーのメモリ情報から確認できます。購入後に形状が合わないと取り付け自体ができないため、必ず確認しましょう。
メモリクロック・帯域幅を確認する
メモリクロック(動作周波数)はデータの転送速度を示す指標で、数値が高いほど転送速度が上がります。メモリの帯域幅はデータ転送レート(MT/s)にデータ幅(8バイト)を掛けた数値です。DDRメモリはクロック信号の立ち上がりと立ち下がりの両方でデータを転送するため、データ転送レートはクロック周波数の2倍になります。例えば、DDR5-4800の場合、クロック周波数は2,400MHzですが、データ転送レートは4,800MT/sです。クロックと帯域幅をセットで確認することで、実際の性能をより正確に把握できます。
クロックが異なるメモリを混在させると、低い方のクロックに統一されて動作するため、同じクロックのメモリで揃えるのがおすすめです。また、マザーボードの対応クロックの上限を超えたメモリを取り付けても、上限のクロックでしか動作しません。購入前にパソコンの仕様書で、対応クロックを確認しましょう。
デュアルチャネル構成か確認する
同じ容量のメモリを2枚1組で使う「デュアルチャネル構成」にすると、データ転送量が1枚使用時と比べて最大2倍になります。例えば16GBのメモリを用意する場合、16GB×1枚よりも8GB×2枚のデュアルチャネル構成の方がデータ転送速度の面で有利です。デュアルチャネルに対応しているかは、パソコンの仕様書に記載されています。スロットに余裕がある場合は、同じ容量でもデータ処理の速度を高められるため積極的に活用しましょう。特に、ゲームや動画編集など負荷の高い作業ほど効果を感じやすいため、増設時はデュアルチャネル構成を意識して選ぶとよいでしょう。
LEDの有無を確認する
ゲーミング向けメモリにはLEDイルミネーション付きの製品があり、パソコン内部のライティングを楽しめます。ただし、LEDなしの製品と比べて価格が高くなる傾向があるため、性能やコストパフォーマンスを重視するのであればLEDなしを選ぶ方がよいでしょう。ケースがガラス製など内部が見えるパソコンを使っていて、見た目のカスタマイズを楽しみたい場合は、LEDの有無を判断基準の一つにしてみて下さい。
保証の有無・内容やサポート対応を確認する
メモリは精密部品のため、初期不良や動作不良が発生する可能性があります。購入前に保証期間や返品・交換対応の範囲などの保証内容を確認しておくことで、トラブル発生時にスムーズに対応できます。ノーブランド品の中には保証がない、もしくは期間が短いものもあるため注意が必要です。保証が充実している製品を選ぶことで長期的に安心して使えます。購入後のサポート体制も確認しておくと、初めてメモリを交換・増設する人でも安心して作業を進められます。初期不良への対応が迅速かどうかも判断材料にするとよいでしょう。
信頼できるメーカーか確認する
メモリは品質や信頼性が重要なので、実績のあるメーカーを選びましょう。国内外を問わず、長年の販売実績を持つメーカーの製品を選ぶことをおすすめします。価格だけを基準に選ぶと、品質や互換性に問題が生じるケースもあるため注意しましょう。Crucial(クルーシャル)・Kingston(キングストン)・CFD販売株式会社など、国内外で流通実績が豊富なメーカーは互換性情報が充実しており、初めて購入する人でも選びやすいです。信頼性を重視した選び方が、長く安心して使える製品選びにつながります。
メモリを交換・増設する際の注意点
メモリを交換・増設する際の注意点は、以下の通りです。
- パソコンとの互換性を確認する
- 2枚1組のキット製品を選ぶ
- 静電気対策を行う
- CPU・グラフィックボード・ストレージとのバランスを考慮する
各注意点を押さえ、リスクを回避しましょう。
パソコンとの互換性を確認する
交換・増設の前に確認すべき互換性のポイントは、以下の通りです。
- 規格(DDR4/DDR5)がパソコンの仕様と一致しているか
- 形状(DIMM/SO-DIMM)がパソコンに対応しているか
- 動作周波数(MHz)がマザーボードの対応範囲内か
- 搭載予定の容量がパソコンの最大メモリ容量以内か など
前述の通り、互換性のないメモリを取り付けると認識されなかったり、パソコンが起動しなくなるリスクがあります。メーカーの公式サイトや仕様書で対応メモリをあらかじめ確認した上で購入することで、こうしたトラブルを未然に防げます。不明な点はメーカーのサポートや販売店に問い合わせるのも有効な方法です。
2枚1組のキット製品を選ぶ
デュアルチャネル構成にする場合は、同一メーカー・同一規格・同一容量のメモリを2枚1組で使うことが推奨されています。異なるメーカーのメモリを組み合わせると、動作が不安定になるケースがあるため、初めから2枚セットのキット製品を選ぶ方が確実です。既存のメモリに追加する場合も、できる限り同じ規格・容量のものを選びましょう。まとめて揃えることで互換性トラブルのリスクを減らせます。
静電気対策を行う
メモリは精密部品のため、静電気による故障リスクがあります。作業前にドアノブや金属製の机の脚など、身近な金属に触れて体内に蓄積された静電気を逃がしておきましょう。可能であれば、静電気防止手袋を着用するとより安全です。メモリを持つ際は端子部分や基板上のチップに直接触れないよう、両端の短辺を持って扱うことが基本になります。静電気による損傷は目に見えにくく、後から症状が出るケースもあるため作業中は常に意識しておきましょう。パソコン本体の電源ケーブルを抜いてから作業を始めることも、安全に進める上で欠かせない準備です。
CPU・グラフィックボード・ストレージとのバランスを考慮する
メモリ容量だけを大幅に増やしても、他のパーツが性能のボトルネックになるとパフォーマンス向上に限界があります。例えば、動画編集でメモリを32GBに増やしても、CPUの処理能力が低ければエンコードに時間がかかる状況は変わりません。PCゲームであれば、メモリよりもグラフィックボードの性能が描画品質や安定したフレームレートに影響することが多いです。ストレージが古いHDDのままであれば、読み込み速度の遅さが改善しないケースもあります。
パソコンのスペックは、CPU・グラフィックボード・ストレージのバランスを検討することが重要です。パソコン全体のスペックを把握した上で、最も効果的なアップグレード方法を判断しましょう。
パソコンが古い場合は買い替えもおすすめ!NEC Directのパソコン3選
メモリを増設できない機種や、パソコン自体が古くなった場合は、新しいパソコンへの買い替えも有効な選択肢です。NEC Directでは、メモリ容量などのスペックをカスタマイズできるBTO(Build To Order)に対応しています。ここからは、NEC Directのおすすめモデルをご紹介します。
※スペック表はWeb限定モデルのものです。
16インチの大画面ノートパソコン「LAVIE Direct N16」
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「LAVIE Direct N16」は、16型ワイドのWUXGA(1920×1200ドット)IPS液晶を搭載した大画面ノートパソコンです。アスペクト比16:10の縦に広い画面を採用し、Webページやスプレッドシートの情報を一度に多く表示できます。メモリ容量は8GB・16GB・32GBから選択可能です。また、USB Type-C・LANコネクタ・HDMI出力端子といった豊富なインターフェースを備えており、利便性の高さも魅力です。さらに、カラーバリエーションが4種類あり、ネイビーブルー・パールホワイト・オリーブグリーン・パールブラックから選択できます。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™( i7-1360P/i7-1355U/i5-1335U/i3-1315U) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® UHD グラフィックス Intel® Iris Xe グラフィックス(メモリ32GBの場合) (どちらもCPUに内蔵) |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| ディスプレイ | 16.0型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角)(WUXGA:1920×1200) |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 2 ・HDMI × 1 ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 重量 | 標準バッテリー:約2.1kg 大容量バッテリー:約2.2kg |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 標準バッテリー:約6時間 大容量バッテリー:約10時間 |
AIを効率的に使えるCopilot+PC「LAVIE Direct SOL」
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「LAVIE Direct SOL」は、携帯性・機能性に優れた13.3型の軽量ノートパソコンです。重量は約1197gと持ち運びやすく、バッテリー駆動時間はビデオ再生で約17.7時間と1日フルで使えます。メモリはLPDDR5Xを採用しており、16GB・32GBから選択可能です。また、AI機能やYouTube、カメラなどをワンタッチで起動できるショートカットキーも搭載しています。さらに、ユーザーを顔認証により感知して画面のオン・オフをするゼロタッチログインや、優れた冷却性能を持つデュアルファンなども採用した高性能モデルです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra( 7 258V/7 256V/5 228V/5 226V) |
| グラフィックボード(GPU) | Intel® Arc™ 140V/130V GPU(CPUに内蔵) |
| メモリ | 16GB・32GB |
| ストレージ(SSD) | 256GB・512GB・1TB |
| ディスプレイ | 13.3型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (広視野角・高輝度・高色純度・タッチパネル)(WUXGA: 1920 × 1200) |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 3 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 ※USB Type-AとHDMIは、変換アダプタを使用すれば接続可能 |
| 重量 | 約1,197g |
| バッテリー駆動時間(アイドル時) | 約34.3時間 |
メモリ容量を64GBまで選択できるAIパソコン「LAVIE Direct DT」
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「LAVIE Direct DT」は、カスタマイズの幅が広いスリムタワー型のデスクトップパソコンです。DDR5を採用しており、メモリ容量を8GB/16GB/32GB/64GBまでカスタマイズして選べます。また、AI処理に特化したNPU(Neural Processing Unit)を搭載したIntel® Core™ Ultraシリーズを採用しており、Copilot+PC専用AI機能を活用できます。その他にもグラフィックボードや24型液晶ディスプレイなども選択でき、自分の用途に合った構成にできるデスクトップパソコンです。
| OS | Windows 11 (Home/Pro) |
|---|---|
| CPU | Intel® Core™ Ultra(5 225/7 265/9 285) |
| グラフィックボード(GPU) | ・Intel® UHD グラフィックス 770(CPUに内蔵) ・Intel® Arc A310 グラフィックス |
| メモリ | 8GB・16GB・32GB・64GB |
| ストレージ(SSD) | 約256GB・約512GB・約1TB |
| 外部インターフェース | ・USB Type-C × 1 ・USB Type-A × 8 ・HDMI × 1 ・DisplayPort × 2(Intel® Arc A310 グラフィックス選択時は4ポート) ・LAN × 1 ・ヘッドフォンマイクジャック × 1 |
| 画面サイズ | 23.8型ワイド フルHD(1920×1080)液晶 (広視野角・高色純度・ノングレア) |
| 本体サイズ(横幅 / 奥行 / 高さ) | 216×300×345(mm)※スタビライザ設置時 |
メモリは用途や作業内容に合わせて選ぼう!
メモリは容量・規格・互換性など、確認すべきポイントが多いパーツです。日常的なオフィスワークなら8〜16GB、動画編集や高負荷なゲームなら16〜32GB以上を目安に、自分の用途に合った容量を選ぶことで快適に使用できます。新しいパソコンへの買い替えを検討している場合は、カスタマイズでメモリ容量を選べるNEC Directがおすすめです。公式サイトでは、オトクなお買い得セールやアウトレットセール、季節ごとのキャンペーンなどを開催しているので、ぜひご確認下さい。
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